※ネタバレあり

 プリキュアたちの家族を描く回が続いているように思います。
 14話でははるか、16話ではみなみ、そして今回の話ではきららの家族です。

 きららの母はトップモデルステラ。彼女と同じ舞台に立てると言うことで、きららはひとまずはるかとみなみを連れ立って会場の下見へ行くことに。
 するとステラも会場の下見に来ていたのだった。ステージで試しに一往復歩いてみるステラときらら、しかしきららは緊張のあまり躓いてしまう。
 それを見ていたステラは、はるかとみなみを家に泊まるよう誘うのだった。
 
 といったところが大まかなあらすじ。
 その後、プリクラを撮ったり、下町で買い物をしたり、ステラという人物がトップモデルという肩書きとは裏腹に接しやすい人物だと言うことが分かります。下町育ちだったりするところとか、ステラはあくまで芸名なのかなと推測させる感じ。また、家が散らかっていて、きららが料理をステラに任せて掃除を始めるところとか、だらし無い部分を知っている家族という描写で素晴らしい。

 そこからのステージまでの流れはただただ良かったですね。
 気負ってしまっているきららの緊張を解すためのステラの気遣いがとても快い内容になっていました。
 食事を程々に自室にこもってステージの練習をしようとするきららに対して、はるかとみなみを連れ立って突入、あえて「自分は天才だから」と、きららの苦労を分かっていないような素振りを見せる。
 その後、取り残されたはるかとみなみに、今までのステラのプロ意識が過ぎた行動をきららがグチることで、緊張の緩和に繋がる。
 親だからこそ扱いが分かっていると言う感じでした。

 そんなステラの夢が「きららと一緒にステージに立つこと」であることにちょっとほろりときてしまうのは、年を取ったからだなと思います。
 ステラときららの絆に引き寄せられて新たなドレスアップキーが現れる展開も、鉄板ですが悪くない。

 思うのは、トワイライトが出てきて以降、プリキュア三人の家族がかなりクローズアップされているという点。ここら辺が今後の展開に繋がってきそうな気がしますね。
 トワイライトが敗北したことに少し機嫌を損ねていたのは、彼女が母親に邪険に扱われているからとか、そういった事情があったりするからではないか、とか。

 そういえば何気にきららは今回ボアンヌプロデュースである、母と同じステージ以外の仕事が全くない状態で暇になっていましたね。これはなんというか、そのためにあえて仕事を入れなかったとか、そういうことなのかなと。
 でも、きららって多忙が理由でプリキュアを断っていたものの、なんだかんだで皆勤賞だったりしますね。がんばってスケジュール調整とかしているのだろうか。社長さんが友だち付き合いを気に掛けてくれているのか。

 で、次回は今作がスタートしたきっかけと言っても良い、作品「花のプリンセス」の作者のサイン会が開かれる話なわけです。これまた、面白くなる予感がします。



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過去感想は下記より
アニメ感想:2015年春期まとめ