※ネタバレあり

 最近安定している気がします。
 ただ、さすがにみんなとはぐれるという展開を使い過ぎではないか、と言う気はするのでした。

 あと、好みの問題ではあるのですが、個人的にはみらいはリコのことを「リコちゃん」って呼んだ方がしっくりきますね。何となくってレベルではあるのですが。

++あらすじ++
 今回の補習はペガサスと記念写真を撮ること。
 ペガサスが住む森を補習メンバーで歩いているところ、ケイが怖い話をしたために強がったリコはその場を後にし、みらいもそれについていったため、みんなとはぐれてしまう。

 すると、空の上にペガサスを見つける。なんとかあっち向いてほいをしている隙を狙って、記念撮影を撮ろうとするが、失敗してしまい写真を撮るための羽ペンを落としてしまう。 
 ハーちゃんがそれを取ろうとするが、バッグから落ちてしまったためにみらいが助け出そうとする。しかし結局は二人とも穴の中に落ちてしまう。

 穴の中に落ちて、進んでいくと子供のペガサスを見つける。子供のペガサスはケガをしているようだった。
 モフルンがどこかに行ってしまったため探すと、大きな花を見つける。ケイが大きな花について、生き物をおびき寄せて食べてしまうと言う話をしていたのを思い出すが、その花に悪い感じはしなかった。
 小さなペガサスを連れて行くと、たちまちケガが治る。
 すると、母親のペガサスが現れて、涙を流す。すると、大きな花からリンクルストーンピンクトルマリンが生まれるのだった。
 それをスパルダが狙っていて、ペガサスと蔓をヨクバールを生みだしてしまう。

 ヨクバールは心のあるペガサスを使って作り出されたために、子供のペガサスに攻撃できない。そのために、ピンクトルマリンの力でペガサスを引き剥がすことができたのだった。
 その後、ヨクバールを撃退し、ペガサスと記念撮影を撮ることに成功し、補習は合格できたのだった。
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 ペガサスをヨクバールにする展開は良かったと思います。
 心のある生き物をヨクバールにすることは難しいことの説明にもなるし、目的のためには手段を選ばない悪役としての説得力が生まれた感じがします。

 あっち向いてほいをペガサスと記念撮影するために使ったり、ヨクバールからペガサスを引き剥がすのに使ったりする部分が、子供向けに作られていることを強く感じさせる描写だなと感じました。

 次回で補習は最後になるわけで、人間界に戻ることになるようです。
 それがむしろ、あまり良い展開ではないように思いました。せっかく補習メンバーのキャラクターが立ってきたところでお別れになってしまうのは、なかなか話を進めていく上で難しくなるのではないかなと。
 ただ、補習メンバーがいなくなることが、展開の強引さがなくなることにも繋がるとは思うので、一長一短な気もしました。今までの展開、「補習メンバーとはぐれる」というものに頼り過ぎな嫌いがあるので。

 あと、今になって強く感じるのは、キュアミラクルとキュアマジカルという名前にしたのは失敗だったのではないかなと思いました。
 正直、どっちがどっちなのか覚えづらい。自分の記憶力が悪いとか、そういうわけではないように思います。名前はすぐに覚えられたのに、どっちがミラクルなのかがわからないという感じだったので。
 これ、名前と見た目が結びついていないからだと思うのですよね。あと、文字数とかで明確な違いを示していないのも覚えづらさに繋がっている気がします。ミラクル、マジカルと、語感が似ているのも一際覚えづらさに荷担している気がします。
 あまり他作品と比べるようなことはしないと決めているのですが、ここだけ見逃していただいて、過去作品と比べてみたいと思います。とりあえず過去3作分くらい。初代とかブラック、ホワイトと言わずもがなに差別化されているので。
 余談なので、「続き」の方に記載したいと思います。



魔法つかいプリキュア! Blu-ray vol.1

 ※上記以外の物でも良いので、リンク踏んだ状態で何か買っていただけると励みになります。



過去感想は下記より
アニメ感想:2016年冬期まとめ
・魔法つかいプリキュア!
キュアマジカル(リコ): ピンク
キュアミラクル(みらい): 紫
 どっちも魔法を使うし、どっちも思いの力で奇跡を起こすため、見た目とは結びついていない。
・GO!プリンセスプリキュア
キュアフローラ(はるか): ピンク
 フローラは古代ローマの花・春・豊穣の女神。フローラル(花のようであるさま。花を用いているさま。)という言葉で馴染みがあるか。ただ、結びつきづらい嫌いはあると思う。それを補完するように、他のメンバーがわかりやすくなっている。
 一応、花=ピンク。
キュアマーメイド(みなみ): 青
 人魚=海=青。
キュアトゥインクル(きらら): 黄色
 twinkle=(星などの)ぴかぴか光ること、きらめき)。星=黄色
キュアスカーレット(トワ): 赤
 スカーレット=深紅色(しんこうしょく)。緋色(ひいろ)=赤。赤は火の色とも結びつきやすい。
・ハピネスチャージプリキュア!
キュアラブリー(めぐみ): ピンク
 愛=ハート=ピンク。
キュアプリンセス(ひめ): 青
 色の結びつきはないが、キャラクターがお姫様なので、覚えやすい。  
キュアハニー(ゆうこ): 黄
 はちみつ=黄。本編でもハニーキャンディーを頻繁に出している。
キュアフォーチュン(いおな): 紫
 fortune=幸運。色との結びつきはないが、他のキャラがわかりやすいので問題は無いと思われる。
・ドキドキ!プリキュア
 多少、名前がイメージしづらいかも知れない。比べて、姿に関してはトランプをモチーフにしていてわかりやすい。
 名前に関しては、クローバーがフレッシュプリキュアで技として使われているためにわかりづらくなったのだと思われる。
キュアハート(マナ): ピンク
 変身ポーズにハート。ハートのイメージからピンクと結びつきやすい。
キュアダイヤモンド(六花) :青
 変身ポーズにダイヤ。ダイヤに青色もイメージしやすい。
キュアロゼッタ(ありす) :黄
 イメージしづらいと思われる。ロゼッタが「同じ器官が(まるで薔薇の花弁の様に)一点から放射状になった配列」という意味であるらしく、そこからクローバーの形状と結びつけたよう。
 見た目に関しては、変身ポーズにクローバーの形を作るのでわかりやすい。
キュアソード(真琴): 紫
 スペードは剣をモチーフにしているための命名。
 見た目は変身ポーズにスペードの形を取るのでわかりやすい。キュアスペードにした方がわかりやすいようには思う。
キュアエース(亜久里): 赤
 トランプのエースをモチーフ。変身ポーズにAを型取り、わかりやすい。

 個人的な感覚ですが、少なくとも魔法つかいプリキュア!よりはわかりやすく区別されているように思いました。ミラクルっぽさ、マジカルっぽさというのも、表現が難しいとは思いますが。