※ネタバレあり。
  筆者の方針は元々、「こう考えれば、楽しめるんじゃない?」という脳内補完をするのが原則です。今作でもそれをできる限り徹底していくつもりでいます。
  できない作品ももちろんありますが、極力。


 個人的に評価に困る回だったなという印象。

++あらすじ++
 ハイキング。少女えみるがみんなの安全を守るために頑張りすぎてしまう。みんなの安全を守りたいが為に、やり過ぎてしまうのだった。
 しかもその結果、みんなが歌っている中孤立。その中、はながタンバリンを猿に取られてしまう。
 それをはなとえみるが追い掛けて迷子に。はぐたんが穴に落ちそうになるのを守ろうとした拍子に、はなが空回りして穴へ落ちる。

 食事の時間のため泣き出すはぐたん。えみるが歌を歌うと、泣き止む。
 また、その綺麗な歌声が聞こえて、さあやとほまれに見つけてもらえる。

 その中、パップルがサルがタンバリンを奪い合っているのでトゲパワワを出しているのを見つけオシマイダーを生み出す。
 プリキュアたちは変身して戦う。アンジュが、皿が弱点なのを見抜き、皿にエールの必殺技を放ち浄化。

 えみるとはなたちは無事ハイキングメンバーと合流。
 帰る中、はぐたんだけが、本当にカッパがいることに気づいていた。
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 あらすじはこんな感じ。さらりと殴り書き。
 前回のおさらいをはぐたんにさせて、一切の通訳無しにしたところはある種凄みを感じました。ツッコミ不在というか。

 面白さを重視した話作りだと言うことはわかっていたのですが、その狙い通りに描かれていたとは言え、はなというキャラクターの立ち位置がわかりづらくなったというか。
 今回彼女は考え無しに行動するトラブルメーカー的キャラクターとして描かれ、それがえみるとの共通点として示されました。
 ただ、個人的には、今まではなにされてきた描写を考えると、そこに接点が見えなかったというか。

 あと残念だったのは、せっかく河童のことについて前振りがされていたのだから、オシマイダーが河童の姿を扮していたらそのことには触れておいた方が良かったのでは無いかと思いました。
 姿を現したとき、はなが「河童!?」と驚いて、さあやかほまれが「オシマイダーだよ」と言うだけでも面白かったのではないかなと。
 話の締めに河童を登場させていることも考えると、そこまで引っ張った題材をそこで利用しないのはもったいないなと思いました。

 後は、えみるが花に触ってはいけないとクラスメートを止めたときの動きでしょうか。アザミにはトゲがあることをえみるは知っていた。だからクラスメートを止めていた。そのことをさあやはパッドで調べて知る。
 はなたちは、えみるの行動が相手を思っての行動だと知っていて、それがはなとえみるが穴に落ちてしまった際の態度とも繋がるわけです。
 でも、そのことについてクラスメートたちが知る描写は描かれていません。主要人物が事情を知れば問題無いと言う描き方のように感じました。無論、クラスメートたちにはさあやたちが伝えたと言うことで良いのでしょうけども。
 上述した河童の扱いがあるので、描写として抜け落ちた部分として筆者は感じてしまったのでした。

 それはともかくとして、えみるの発言はなかなか攻めていると思いました。はなに対して、「何も考えていない」と指摘しているのです。
 はなが応援すると言うことに対して、その無根拠さを指摘しているように感じました。今後、ここら辺がどぎつく描かれていったりするのでしょうか。

 で、次回。フードフェスティバルが開かれる模様です。はなだけ変身した姿が描かれていないのが気になりますね。



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過去感想は下記より
アニメ感想:2018年春期まとめ