※ネタバレあり。
  楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。できなかったときは事前に書きます。
  無論、楽しめない理由は作品にではなく、自分に責任があると思います。一笑に付してください。あと、過去作のことは比較的な意味で触れることにしました。その方が楽しく書けるので。


 うわあ……。というのが第一印象。
 どうにかこうにかまとめようとしているのが伝わってきて、居た堪れないです。

++あらすじ++
 リストルとビシン、オシマイダーによりピンチに陥るプリキュアたち。
 そこに現れたのはかつて倒した幹部たち、チャラリート、パップル、ダイガン、トラウム。
 トラウムはメカで戦っていたが、チャラリートやパップル、ダイガンは肉弾戦もできるらしい。

 その中で、ハリーは心を失ってしまったリストルの説得をする。リストルはどうやらハリーが改造されたことを悲しんでいたらしく、そのことをもう変えることができないと伝えられると、泣き出して改心。
 それを見てビシンは発狂するが、泣いても良いと諭されると彼も改心。必殺技で元の姿に戻った。

 その後、オシマイダーを食い止めてもらっているうちに、プリキュアたちはクライの元へ。
 だがクライの力は強大で、はなはすぐに檻の中へ閉じ込められる。他のプリキュアは立ち向かうが、拘束され、攻撃される。
 それをクライは何故か「未来の姿を見せているだけだ」と言う。
 はなは「やめて」と言う事しかできない。だが諦めない他のプリキュアに元気づけられ、檻を脱出。プリキュアたちも拘束を解く。だがすぐにはな以外のプリキュアは空いた穴に落とされる。

 やっと二人きりになれたと、はぐたんがいる前でクライははなに対して言うのだった。そして花畑を生みだし、「ソリダスター、花言葉は永遠」と呟く。
++++++++

 雑あらすじ。

 チャラリート。特に有名になっていた訳ではないのですね。登録者25人。それでも彼は二桁のファンのために頑張るのです。
 むしろ好感度が上がる描写だったと思います。数が少なかろうと、ファンはファンですもの。

 チャラリートはしっかり戦闘描写があるのに、ダイガンは岩を持ち上げる描写だけだったのが気の毒だよなと思います。イケメン優遇ですねこれは。仕方ない。パップルはビシンの攻撃を防いでいたので、しっかり活躍の場を与えられていて良かったと思います。

 そんな彼らのことは文句ありません。むしろ良かったと書くべきです。問題はリストルとビシンでしょう。リストルが長男なのは何となく察していましたけど、今ここでそれが明かされるのもどうかと思う訳です。
 明かされるのはまだしも、そこからリストルが心を取り戻し、更にはビシンが改心するところまで描いてしまうのは、さすがに無理があったような。ただ、ここで済ませないと決着出来なかったろうとも思うので、どうしようもなかったのだろうなと。
 ビシンの改心をほまれの失恋の時に済ませておくべきでしたね。としか書けません。

 で、クライですね。未来の姿を見せていると言いつつ、行っているのはプリキュアへの攻撃だけなのは、やっぱり説得力がないかなと。きっと描きたくて描けなかった表現があるのだろうとは思います。けど、結局描くのを表現規制と言った事情で描けないなら、そもそも描こうと試みない方が良かったのではないかなと。個人的には、そんな風に思いますね。
 プリキュアは幼児向けアニメです。だから、その描写は明快で、きつすぎないものでなければ行けないのでしょう。ならば、伝えきれるくらいに噛み砕かなければいけない。単純に、それができていなかったのでしょう。

 そもそもほまれが失恋を乗り越えてしまっているし、ルールーやえみるも離れ離れになるのを受け止めています。さあやだって、母と和解済みです。トラウムとの決戦の中で、プリキュアの時間は止められないことも描写済み。
 そんな中で、未来は暗いと言われても、苛められたことを乗り越えられていないはなだけにしか響かないのですよね。イメージ出来る暗い未来も、それくらいしか描いていないし。
 だから今回クライが目的を明かさなかったのが、不自然だったなと。それを描かないことには、どうしたって話が進まないし。ともかく、はぐたんがいる中ではなと二人きりになれたと喜んでいる彼が、次回明かしてくれることでしょう。

 はなが「やめて」としか叫べないのは、ここに来ると逆に不自然だよなと。今までは何か怒れば率先して前に出てきていたのに。クライの前でだけ、言い分を大人しく聞くという。

 あと個人的なことを書かせて頂きます。名前の意味をあえて言わせたり、クライが自分で生みだした花畑の花がソリダスターで、その花言葉が「永遠」だと言ってみたりするのって、単純にダサいですよね。
 そういうのは悟らせるのが面白いのであって、本人が言っちゃあおしまいでしょうよと。まあ、わかりやすく伝えてくれているのでしょうけども。

 次回は決着です。最終回は次のプリキュアへの引き継ぎでしょうから、果たして上手くまとめられるかと言ったところ。



「HUGっと!プリキュア」主題歌シングル Single, CD+DVD

 ※上記以外の物でも良いので、リンク先より何か買っていただけると励みになります。



過去感想は下記より
アニメ感想:2018年春期まとめ