※ネタバレあり。
  楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。できなかったときは事前に書きます。
  無論、楽しめない理由は作品にではなく、自分に責任があると思います。一笑に付してください。あと、過去作のことは比較的な意味で触れることにしました。その方が楽しく書けるので。


 グレイ座をマスコットにしろ(暴論)。
 あ、一応、ひかるがフワのテレパシーをキャッチしてあの星座を書いたことはわかっているのでご安心ください。
 描くべき物をしっかり描いた一話だったという印象。二話から状況説明かなと言う感じ。

++あらすじ++
 主人公ひかるは星座や宇宙人のような宇宙のことが大好きな少女。今日も望遠鏡で見える星からオリジナルの星座を作っていた。そこで思いついた星座を書くと、かわいいぬいぐるみのような形に。
 しかもそこからそれと同じ生物が登場。その生物は彼女を別空間に飛ばす。
 夢かと思っていたら、その生物は朝に起きてもまだいたのだった。家を出て行ってしまったので追いかける。

 追いかけてお腹が空いて休憩していたら、生物が現れる。フワと泣くから、フワと名付けた。
 そこに宇宙船が現れる。現れたのはクラゲのような生き物と女の子。女の子は日本語が話せないらしい。ただ、ひかるの自己紹介にララと名乗る。
 そこに更にUFOが、ひかるはそのUFOの形をアダムスミス型だとさらっと言い当てる。

 河童の姿をした宇宙人だった。名前をノットレイダーのカッパードだと名乗る。
 ララたちはフワを連れて、宇宙船に乗り込んで逃げる。しかしひかるもフワが狙われていることを知り、一緒に乗り込んでしまう。
 だが、カッパードにすぐ追いつかれ、窓硝子を割られてしまう。そしてフワが外へ。ひかるは躊躇わずに外へ飛び出した。地球人は宇宙では生きられない。だが、フワの力でひかるは生きていられる。
 それを見てカッパードはフワが、ノットレイダーが全宇宙の支配に使えると発言。それにひかるは反応し、フワを守ると決意。するとフワの力により、伝説の戦士プリキュアへ変身した。
 カッパードは戦闘員を大量に呼び出すが、星を生みだして自由に飛び回るプリキュアにあしらわれる。そのため、自ら長刀を持って戦いを挑む。しかし必殺技を放たれ退散。

 その後、宇宙船に戻る。宇宙船でララとひかるは手を握り合う。するとフワの力で言葉が通じるように。しかし宇宙船は壊れていたため、地球に墜落。山に落ちたのを、二人の少女が見ていた。
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 雑あらすじ。この程度の文章量で、多少間違っていても気にしない方針と言うことで。短くなったら忙しかったのだなと言うことで、無理なくやりたい。

 最初に書いたとおり、真っ当な第1話と言う印象。
 主人公の好きなもの、それとマスコットキャラクターと敵勢力を結び付ける。マスコットは守る対象で、敵勢力はそのマスコットを奪って宇宙征服を企んでいる。
 マスコットは翻訳能力の他に、時空間移動やら他者への変身能力付与やら利便性てんこ盛りなので、狙われてやむなしです。
 他の少女たちに、フワは逃がしてもらったようですが、ここら辺の設定は後々語られることでしょう。主人公にそれを理解できるのかは別として。単純にフワを物扱いして利用しようとする人たちから守る、くらいの納得度で進めそうですが、それならそれで構わないと思います。
 ただフワの能力は多少便利過ぎるので、だってフワだし、という言い訳に使われないかなと言う不安は少しだけあったりします。そうするならそのスタンスで押し切ってくれると、個人的には気が楽です。都合良くできることできないことがコロコロ変わらないといいな、ということですね。 

 キュアスタ(前作のSNSです)、ではなくキュアスターが今回のプリキュア一人目の名前ですね。言うまでもなく「星」です。
 二人目はキュアミルキー、ママの味ではなく「ミルキーウェイ」から取ったのでしょう。ハンバーグやステーキのレストランのことではなく、「天の川」のことです。ミルキーだけだと乳白色という意味ですが、まあご愛嬌。

 ともかくキュアスターのことですが、戦い方が面白いです。移動、攻撃、防御の際に星形の盾が展開されます。無重力の中での戦闘が想定されるため、移動時にはこれを足場にして蹴るわけですね。
 他のプリキュア作品では必殺技を応用して同じことをしている物もありますが(キュアトゥインクルのフルムーンハミング、キュアロゼッタのロゼッタウォールなど)、最初から取得しているのは初めてかも知れません。
 今後もこれを活かした戦闘がされるという期待込みで、楽しみです。味方プリキュアの足場に使ったりとか、敵の移動の妨害に使ったりとか、用途は色々あると思うので。

 その戦闘ですが、ハピプリ以来の戦闘員がたくさんいるタイプの物でした。どこに作品の主眼を置くかに寄りますが、戦闘で魅せるのであれば良い手法だなと思うのです。同じ形式であるハピプリとハトキャは、そこに大きな魅力のある作品だったので。
 乱戦になると作画リソースが割かれるので、善し悪しあるのでしょうけども。

 主人公であるひかるは、正にぐいぐい来る系のキャラクターですね。自分の信じるものに突き進んでいくタイプ、と言ったところでしょうか。
 フワがいれば大丈夫だと思ったからって、宇宙空間にすら飛び込んでいくのは凄まじい物があります。良い悪いの話ではなく、すげえ思い切りいいなという話で。
 まあ、1話冒頭でフワに宇宙空間らしき場所に連れて行かれていたので、それで大丈夫だと感じたのでしょう。
 フワを物扱いすることに怒り、それを阻止するためにプリキュアになると言った形。こういうわかりやすい主軸を用意しておくと、後々の物語作りが楽になるだろうなと単純に思います。これすら用意しないと、敵が都合良く襲ってきてくれる理由と、都合良く戦う理由の二つを描かなければいけなくなり、作劇の難易度が異常に上がります。
 余談ですが、今作のシリーズ構成の方は、まほプリのシリーズ構成も担当されていました。そのため比較の意味で書きますが、まほプリではこの二点を作るのに四苦八苦している印象を受けました。前者はリンクルストーンエメラルドを探すのに邪魔だから、後者はなんだか良くわからないけど襲ってくるから。となっていました。みらいたちはリンクルストーンを探している描写が無かったので、敵勢力はプリキュアのことを放っておいてリンクルストーンを探すこともできたと思います……。
 ※コメントで指摘頂きました。上記の取り消し線部分は、完全に筆者の間違いです。みらいたちはちゃんとリンクルストーンを探しています。間違った情報を書いてしまい、申し訳ありませんでした。

 宇宙船の墜落に、気付いた二人の女性という構図。これからプリキュアになる二人の先出しですね。ゴープリ以降、この先出しは行われている印象(まほプリは人数が少ないので未使用)。
 どのキャラクターがプリキュアになるか、最初にわかりやすくしているのでしょうね。

 宇宙に投げ出されたときの描写は興味深かったです。最初静かで、フワの力が及んでからは音がするようになっていました。あの瞬間からリアリティある宇宙空間から切り替わっているのですね。

 次回は宇宙人の子ララがキュアミルキーに変身と。翻訳が不完全なのか語尾が不思議な彼女ですが、はてさてどう描かれるのか。



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過去感想は下記より
アニメ感想:2019年プリキュア感想まとめ