※ネタバレあり。
楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。できなかったときは事前に書きます。
無論、楽しめない理由は作品にではなく、自分に責任があると思います。一笑に付してください。
※過去作のことは比較的な意味で触れています。記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。
5話の前にやっておきたかったね、といったお話だったと思う。
少し酷評。
++あらすじ++
星空界から無事帰還。
まどかは帰宅後、父にたしなめられる。
プリキュアを続けるために何事も完璧にこなそうとするまどか。弓道の合間に宇宙船周りの掃除などもこなそうとする。だが、英語でよそ見をしたり、弓道で狙いを外したり、生徒会で居眠りをしたり、服装の靴下を履き違えたりと空回りする。
ひかるは商店街に行ったことが無いというまどかを半ば無理矢理連れ出すのだった。まどかは後で訳を話すと運転手に言って、ひかるに連れて行かれる。
そして、見晴らしの良い丘でスタードーナツを食べさせてあげる。まどかはこんな美味しいドーナツがあるなんてと感動。
その中、次期生徒会長を狙う姫ノ城はアイワーンに狙われ、ノットリガーにされてしまう。
ペンを奪うためにひかるが囮になる。それでは相手の隙を作れないため、ララとさあやも近接戦闘へ。必殺技で怯ませるが、ノットリガーも攻撃を仕掛けてくる。それを後方でまどかが弓矢で守り、アイワーンからペンを必殺技で弾き飛ばす。
山羊座のペンをさあやはまどかへ投げ渡す。そしてまどかは必殺技を放ち、アイワーンを退却させるのだった。
そして山羊座のスタープリンセスを復活させる。
よい気分転換になったとまどかは表情を明るくさせる。
苗字で呼ぼうとするまどかに、えれなはそういうのは止めようと名前で呼ぶように促す。そしてまどかは言われた通りに、「えれな」「ひかる」「ララ」と呼ぶのだった。ひかるは「まどかさん」と返して、まどかの手を取る。みんなそこに手を重ねる。それを観て、プルンスは青春だと涙を流す。
まどかは満面の笑みを浮かべるのだった。
++++++++
雑あらすじ。さらっと。
完璧にこなそうとして上手く行かない。まどかはそれで落ち込んでいる。
そのことにひかるが気付いているかは知らないけれど、まどかが息抜き出来るようにドーナツを食べるよう連れ出す。
そんな不思議な感性を持っていることを、えれなは気付いているという、そんな描かれ方。ララの天文台の時もそうだったと、示す立場。
年上であるえれなやまどかは、ひかるの翻訳者なんだなと、そんなことを思いました。先輩の立場として、ひかるの突発的な行動に意味づけをする立ち位置なのだなと。
上手く表現出来ているかはともかく、そう描こうとしていることに納得したと言う形です。
少しもったいないと思うのは、まどかがプリキュアに執着する理由付けが少ないことでしょうか。そりゃあわかっているのです、5話でプリキュアになったのだから、その活動を止めることに躊躇うというのはお約束だから。
ただ、そのせいで彼女が5話に変身する際の描写があっさりしていたので、そこに説得力が足らなくなってしまっている。ただ、5話までにプリキュアに変身させておかないと、映画でキャラクターを揃えられないと言うこともわかっているので、そこをしっかり描くのは難しい。
ならばもう、もっと「プリキュアを止めてしまおうか」という結論に辿り着くギリギリまで描いてしまえば良かったように思います。そして、ロケットをみんなで修理したことが楽しかったことや、今回みんなで食べたドーナツが美味しかったことなどを思い出させれば良かったのかなと。
そんなこと、描かなくてもわかりきっているではないか、というのはいったん無しでお願いする形。
きっと、今回の話のドーナツのエピソードを描いてから、まどかが変身するくらいがちょうど良かったのかなと言う気がします。尺が足らなかったから無理だと言うことはわかった上で。
そして今回、完璧にこなそうとして空回りしてしまうエピソードを描いて、ひかるがどこかに息抜きへ連れて行ってくれる、くらいの描き方で。
まあ、筆者が勝手に考えている理想なので、忘れてくださいと言うことで。
ともかく、今回でまどかはプリキュアと言うことでは無く、友達としてひかるたちと一緒にいることを決めたということです。そのターニングポイントを示すための、名前呼びです。
ただ、まどかがみんなのことを苗字で呼んでいたと言うこと、筆者は初めて気付いたのですよね。5話以降、あまり彼女が喋っていなかったというか、名前自体呼んでいなかったせいもあるのでしょうけど(そもそもララは苗字が無いし)。
後はあれですね、5話で名前で呼び合う雰囲気を出しておいて、もう一回名前で呼ぼうと言われると、単純に戸惑いましたね。「あれ、呼んでなかったんだっけ?」という具合に。まどかのセリフがあまり多くなかったのも拍車を掛けて。こういうのは難しいところだなと思います。
こう言った諸々の描写の過不足はまあ、序盤の「ここまで描いておかなければいけない」という縛りとの帳尻合わせもあるので仕方ないと思います(本当はここで諦観しちゃダメとも思うけど)。
ただ、やっぱり気になっちゃうのは習い事をサボる形になってしまったことですね。これは良くない。まどかの家でひかるたちの評価がだだ下がりになっている気がします。次まどかの父が登場するときは、まどかとだけでなく、ひかるとの対決が待っていそうです。
……と、そういう風に問題として扱って欲しいと筆者は思ってしまいますね。これで次回以降一切問題無く描写されていたら、まどかが悩んでいたのは何だったのだという話になってしまうから。
まどかがより頑張って習い事をこなすようになりましたでは、今回の描写上、済ませることができなくなってしまったかなと。それで失敗もしているから。
「息抜き」すれば大丈夫、とも行かないでしょう。だって、サボる形でしてしまったから(もしかすると、今作的にはもう、この方法でOKと言う形になったかも知れないけど)。
ここはもう、まどかが今の状態を自分の望む形にするための行動を取るしかないのかなと、そんな小難しいことを考えてしまっていました。
今後の描かれ方次第と言うことで。
山羊座のスタープリンセスが解放されましたが、順調にアイワーンがペンの配達係になっていますね。これ、本当なら結構な失態なのではなかろうか。
周りの幹部に偉そうにしていた彼女ですが、2本も献上した現在の立場が気になるところです。そのうち責任を取らされて孤立して、プリキュアたちに情けを掛けられそう、というのが筆者のぼんやり思っていること。外れても全く気にしないという感じの予想です。
やっぱり、冒頭やら途中で書いたとおりなのかなと思います。もっと早い段階で描いて欲しいエピソードだったのかな、という。内容自体は面白かったと思うのです。息抜きを知らない、習い事に首が回らない状態にいる人の、肩の力を抜いてあげる。そんな存在を、友達として認めて名前で呼ぶ。そんな、素敵なエピソードでしたから。
次回は再び星空界の新たな星へ行く模様。クマリンという名前だそうで、予告の感じから言って安全な星ではない様子? 果たして。
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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ