※ネタバレあり。
  楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。できなかったときは事前に書きます。
  無論、楽しめない理由は作品にではなく、自分に責任があると思います。一笑に付してください。
※過去作のことは比較的な意味で触れています。記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。


 やっぱり感動しますね。しっかりとドラマを作ってきたという印象。

++あらすじ++
 ブルーキャットを、ペンダントを使ってペンを探知し追いかける。
 ブルーキャットに攫われたフワはリラックスした様子。惑星レインボーが宝石のおかげで植物が育って、酸性の雨が濾過されて、それで生きられたのだという話をするが、フワはわかっていない様子。
 駆けつけてきたひかるたちは、フワとペンを取り戻すためプリキュアに変身する。ブルーキャットはひかるに化けて逃げようとするが、ひかるは追いかけてくる。煙幕を投げ付けようとすると、手元が狂って石像にぶつかってしまう。
 そのことによる精神的なショックで、ブルーキャットは元の姿、獣人の姿に戻ってしまった。

 彼女の種族はどんな姿にでも変わることができるため迫害され、この何も無い惑星に辿り着いた。そしてあえて、惑星レインボーと名付けたのだ。この星には宝石があったおかげで、生き延び、豊かに暮らすことができた。アイワーンが来るまでは。
 アイワーンにより石化され、ブルーキャットはアイドルと怪盗両方をこなしながら、故郷の宝石とペンの情報を集めていたのだ。
 ひかるは見抜いていた。ブルーキャットがペンダントまで奪わなかったのは、ノットレイダーがまだ近くにいることを知っていたからだと。

 一方アイワーンはペンを奪われたことで追い詰められていた。カッパードがやってきて、仕事を横取りされそうになっていた。
 そんなカッパードとアイワーンが、ひかるたちの元に現れた。
 アイワーンは自らをノットリガーへ。

 守られるブルーキャット。それを何故と問うと、あなたと同じとひかるに返される。
 ブルーキャットは、あなたたちがフワを守りたいように、私もこの星の人を守りたいと言っていたのだった。
 そして、彼女はひかるたちが追いつめられるのを見捨てられなくなる。星の人も助けたい、でも、今目の前に倒れている人がいるのだと。
 フワがペンダントを生み出す。そして彼女はプリキュア、キュアコスモへと変身。
 アイワーンが変身したノットリガーの攻撃を受け止め、投げ飛ばしたのだった。
++++++++

 雑あらすじ。さらっと。細部間違っていたらごめんなさい。

 冒頭、雨の降る中、祖父がひかるの戻っていないことを気にしていました。これが今後、問題になるのかなとぼんやり思っておきます。

 宝石が万能過ぎる。ブルーキャット並びに同じ種族の人々にとって、本当に恵みの石だったのですね。
 ただ前回は宝石のせいでアイワーンのレーダーにペンが引っかからなかったのに、回想ではペンを奪いに現れているのですよね。そのせいで石化させている訳ですし。
 レーダーを開発する前だから、当てずっぽうに探していた。そのおかげで探し出すことができた。といったところでしょうか。……まあ、あまり気にしても仕方ないですね。

 ひかるがペンダントを奪わなかったことを、ブルーキャットが惑星のみんなを助けるためには何でもするのを否定する根拠にしていました。
 これ、ペンの探知機になっているというのは、ひかるたち以外誰も知らないから、盗む意味がなかったからではないか。と思ったのですが、そうではないですね。
 プリキュアに変身する能力を残すってことは、武力に訴えるという手段を相手に残すことになるのですね。ひかるたちを無力化することは、ひかるたちがノットレイダーに抵抗する力も殺ぐことになる。彼女にはそんなことができなかったと言う話になると。

 自分が悪いことをしていたのに、自分のことをプリキュアが守ってくれる。どうして、と守られる側に自問させる。
 こういう展開って、筆者は弱いのですよね。だから今回はもう、それだけで心にグッと来る物がありました。悔いる場面を用意してあげるのって、大事だと思います。
 まあ、それでもやっぱりひかるたちと触れ合う回数は足らないと思っています。だから、一回休止を挟んでいたのは幸福だったのではないかなと。一週空いたことで、視聴者の心の整理ができたというか。
 展開として無理があるとわかりつつも、筆者は条件反射で感動しているという感じです。あと、カッパードが良い狂言回しですね。「目的のためには全てを裏切るお前が、何故そこに立つ」、ひかるを守るように立ちはだかったブルーキャットへの言葉です。それに返答することで「星の人は救いたいが、その前にこの子たちが倒れているんだ」と発言して、プリキュアになることに繋がっています。本当、カッパードには感謝すべきだと思う。
 で、牡牛座のプリンセスだけが反応していました。うん、声優の数の問題だろうねと思ってしまうのが悲しいところ。これだったら、一つの星座につき一つのプリンセスにはしない方が良かったかもしれませんね。
 スタープリンセスを一人にして、ペンを取り戻す度に周りに描かれる星座の数が増えていく、と言った具合でも充分だったのではないかなと。

 アイワーンはバケニャーンにかなり依存していたみたいですね。だから今回の許さないと言う激昂に繋がっていたのだなと。彼女の所在は次回をお楽しみにと言ったところでしょう。

 ブルーキャットの変身が解けてしまったのは、煙玉と、住人を石化させた煙とが重なったからなのでしょうね。トラウマになっているものを武器に使う胆力の方がすごいと思ってしまいますけども。
 あと何気に今回、はっきりと石化されてからの期間が示されていました。数ヶ月だそうです。
 数ヶ月前にアイワーンによって石化されて惑星が滅ぼされた。そこからブルーキャットはアイドルとしても怪盗としても成り上がり、バケニャーンとしてアイワーンの側近にまでなった。更にはプルンスを感動させる歌を出すまでにも至った。
 という、詰め込みに詰め込んだ設定だった訳ですね。……さすがに無理がありません? まあ、そこまで上り詰めたのだと言われればそれまでなのですけど。

 ともかく新しいプリキュア、キュアコスモです。コスモはラテン語で宇宙の意味ですね。スペクトルは、光の波長の分布図、くらいに捉えておくと良いでしょう。正に虹色の線が並んでいますので。
 惑星レインボー出身で、彼女自身も自由に姿を変える力を持っている。そしてレインボー鉱石という、あらゆる電磁波を発する鉱石まで出土している。そんな、正に七色尽くしの彼女に相応しい名乗り文句と言えるのではないでしょうか。
 彼女が今後ひかるたちとどんな風に関わるのかは、今から気になっていますね。ペンを集めるという点は共通の目的なわけです。
 ペンを集めることでプリンセスパレスが復活することを望むひかるたちと、ペンを集めることで手に入る偉大な力で惑星レインボーを救おうと考えているブルーキャット。片方だけしか叶えられないと言うこともないと思うので、普通に協力するのだろうと思います。それはそれとして、日常生活はどうするのだろうなと言う、そういう所ですね。果たしてと言ったところ。

 次回はそのキュアコスモの活躍、および必殺技の披露となるのでしょう。それも楽しみですが、アイワーンの扱いがどうなるのかも気になるところです。果たして。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ