※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。


 めっちゃコミカルでしたね、今回。おまけコーナーが手洗いうがいの促しで無くなっているの、少しだけ寂しい。

++あらすじ++
 キングビョーゲンにより、バテテモーダの誕生が幹部たちに報される。そして今回は彼が地球へ乗り込むことに。

 のどかたちは妖精の提案により、チームワークを高めることに。
 ひなたが言うように、プリキュア・ヒーリング・オアシスを放てばメガビョーゲンを浄化できる。その必殺技は三人同時に放つ、だからチームワークが鍵と言うことで。
 のどかは特訓が初めてだと目を輝かせる。

 採石場に来て、特訓開始。しかしジャスチャーゲームなどを試みるが、上手く行かない。
 ラビリンたちはヒーリングルームバッグの中で、上手く行かないことについて話し合う。本当にこの特訓で大丈夫なのかと。ペギタンは逆にみんなの心がバラバラになってしまうのではないかと言う。
 ラビリンはわかっていると表情を曇らせる。のどかたちに申し訳ない、本当は自分たちで地球のお手当ができれば一番だと。ニャトランも、自分たちだけでは浄化できないと続く。
 そしてラビリンは、強くなったメガビョーゲンに、ボロボロになってしまうのどかたちを見たくないとも言う。ペギタンも同意。
 三人で励まそうということになる。しかしのどかたちを見ると、和気藹藹としていた。「ホ」からの連想ゲームで、全然答えが違うことで笑っている三人を見て、大丈夫なのかと心配になる。

 バテテモーダが現れ、不快感しか無い頭をかきむしって、蝕んでやるかと凄む。そして、石に宿る宝石のエレメントからメガビョーゲンを生成。
 ラテが察知し、彼と会う。見たことの無い相手だと妖精たちが戸惑う。バテテモーダは自己紹介をする。
 のどかたちはプリキュアに変身。しかし、いつもと違い、バテテモーダが戦闘に参加する。見ているだけではつまらないと、肉弾戦を仕掛けてくる。そしてその隙に、メガビョーゲンが病気を侵食させてしまう。
 のどかたちは三人で意思表示をし、バテテモーダに代わる代わる蹴りを浴びせて、怯ませたところでのどかの蹴りでメガビョーゲンの方へ吹っ飛ばして隙を作る。
 プリキュア・ヒーリング・オアシスを放ち、メガビョーゲンを浄化。

 バテテモーダは今回は退散するという。そして、自分が花のエレメントのメガビョーゲンから生まれたことを伝える。そして、戦闘が楽しいと言うこと、今後自分のような「若手」が生まれることも。
 ひなたは戦闘が楽しいと言うこと、そんな敵がこれからも生まれると言うことに怯む。

 バテテモーダが退散した後、宝石のエレメントの調子は大丈夫だと言うことを確認。
 ひなたはバテテモーダが強かったことに、狼狽えている。ちゆも、あのような敵が増えることを心配する。ラテも不安そうにしているが、のどかが大丈夫だと言う。
 今回のように力を合わせれば大丈夫、浄化できると。そこで、ひなたを除く全員が同意する。ひなたの不安を余所に話題は移ってしまう。特訓しなくても大丈夫だったとペギタンが言い、ラビリンが自分は最初から不要だと気付いていたと威張り、二人に突っ込まれる。
 みんなが笑っている中、ひなただけが離れて、思い詰めた表情をしていた。
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 雑あらすじ。さらっと。間違っていたらごめんなさい。

 ひなたはメタ担当というか、視聴者が疑問に感じるであろう箇所を指摘する役割なのですね。視聴者目線というか。
 必殺技があれば大丈夫だろうと言ったりとか、あんな怪物が次々と現れるのを普通に怖がっていたりとか。のどかは怪物に関してはあの通り使命感に燃えているのでここら辺はポジティブに考えますし、ちゆもペギタンの話を聞いて納得した上で変身しているので、ここで辞めると言い出したりはしません。
 ひなただけが謂わば、ノリでプリキュアになっているので、この事情の部分をちゃんと説明して、納得させるということをしてこなかったのですよね。ここはもう、ニャトランが悪いです。思えば前々回でニャトランを動画投稿したり、プリキュアの状態で写真撮影したりしていたのは、娯楽の延長線上でプリキュアの活動をしていたからなのでしょうね。
 それでもまあ、脳天気な感は否めませんが、とびきり痛い目に遭ったのは前回と今回で初めてだったので、そろそろ自覚をしなければいけない時が来たと言うことなのでしょう。どうやってひなたの決意を固い物にするのか、今後の展開が気になるところです。

 めっちゃコミカルですね、今回。特訓のイメージ映像を消すところの三人の表情とか、猫の真似とかペンギンの真似とかうさぎの真似とか。終始可愛らしいのどかたちの表情が描かれていたように思います。
 で、前回書いていたウサギ跳びですが、あくまでイメージ映像だったのですね。安心しました。
 ペギタンがちゆの良いところは「行動力と優しいところ」と照れた様子で言っているのが可愛いですね。本当に彼女が大好きなのだなと。

 前回気付かなかっただけなのですが、ミラクルヒーリングボトルって人数分生まれていたんですね。
 気付いていなかったと言えば、プリキュアたちって常に杖を持って戦っているんですね。だから攻撃は蹴りが主体になっていたと。妖精たちと協力しながら戦うため、そのような形式になっているのでしょう。
 ……ただ、腰に差すとか、そういう装備も用意しておいた方がバリエーションが生まれた気もしますね。今まで気付いていなかった自分が書くのも難なのですが。他の感想サイトを拝見して、気付いたくらいですし。それくらい、自分はあんまり戦闘描写という部分に重きを置いていないという話でもあるのですけど。

 最後のひなたの描写以外は、箸休めな感じが否めなかったですね。決めつけはいけないとはわかっているのですが、やっぱり広田光毅の脚本はそんな印象を受けてしまいます。何か間延びするというか。
 もちろん新幹部の登場や、更なる敵の前振り、ひなたがプリキュアとしての自覚を持つためのきっかけとか、そういう要素は盛り沢山だったのですが、どこか妖精とのどかたちのやり取りがどこかのんびりと、緩く進行している感じ。悪いことではないのですけどね。
 その緩さがあってこその、最後にひなただけが取り残されてしまう描写にも繋がっていると思うので。

 バテテモーダは、面白いキャラクターではありますね。既存の幹部三人をおだてて、ダルイゼンにまで冷静だと言って、しっかり良い印象を獲得しているのは面白い。
 グアイワルが自分の頭脳は優れていると思っているところまでしっかりカバーしているのは面白いのですが、そこら辺の事情までしっかり把握しているってことは、種子として生み出される前から記憶があったと言うことなのでしょうか。多分そこまで気にする要素ではないのでしょうけど。
 シンドイーネ自体ものどかたちと同様コミカルに可愛らしく描かれていて、憎めない立ち位置にしているのは何かあるのでしょうかね。グアイワルにもギャグを描かせていたりするので、何か後半になったときに仕掛ける布石なように思えてしまいます。

 採石場の石が宝石のエレメントなんですね。石のエレメントじゃないんだなと、単純に思いました。最近、エレメントがダブり続きですね。あえてなのか、ネタ切れなのか。
 これからエレメント以外のものもターゲットにするために、エレメントを増やさないようにしていると言うことなのか。気になりますね。

 ちょっと気になったのは、特訓と言う理由で何故採石場へ行ったのか……。その実やっていることは連想ゲームとかジェスチャーゲームという、家でもできるもの。
 宝石のエレメントを出すため、かつ、駆けつけるのに時間がかかると言う状況にしたくなかったため、とかでしょうかね。まあそれならそれで、と言う感じ。

 次回は今回の締めでひなたが不安を抱えていた点について、掘り下げる様子。辞めようと考えているとのことですが、果たして。
 前述したとおり彼女自体はノリでプリキュアになることを決めていたわけですから、こういう事態になることは想定できたのですよね。どうなるのか。
 ……と書きつつも、放送休止なのですよね。仕方の無いことですから、しっかりとすべきことをして、粛々と待つのみです。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ