※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。


 あすみが参加したことによる描写を主にした回ですね。彼女がどういうキャラクターなのかを示しつつ、そのゴールもわかるように示していたと思います。
 今回は雨のエレメントのほんものどっちでした。レインコートの色が違うので簡単でしたね。

++あらすじ++
 一日で二回も浄化をしたから疲れたと、帰路に就こうとするのどかたち。しかしあすみは帰ろうとせず、地面に寝そべって寝ようとまでする。のどかが連れ帰ることに。

 キングビョーゲンたちはバテテモーダが倒されたことを察知。シンドイーネは喜んでいるが、キングビョーゲンがまだ使えたとぼやくと許せないと同調。グアイワルが古のプリキュアとは違う存在だが、力を受け継いでいると説明。シンドイーネはそんな奴は自分が倒すと息巻く。

 のどかは両親に対し、あすみをしばらく泊めて欲しいとお願いする。当然両親は訝しむ。保護者はいないのかなど詰め寄る。のどかそこで、ラテの飼い主でバックパッカーをしているからはぐれてしまっていたのだと伝える。バックパッカーで、ラテの飼い主なのだと伝える。両親は納得し、自分たちも、ラテと離れたくないからと承諾。
 部屋に戻ると、嘘をついたことをあすみに指摘され、申し訳なく思うのどか。あすみとラテが一緒にいられるようにしたかったとのどかは言う。ラテ様と呼ぶのを止めるように言うのどか、疑われるところは減らしていくようにと。
 そう言った矢先、食事では箸が使えないためにサラダを取れず、あすみはショックを受けた様子。代わりに出されたフォークとスプーン。フォークで餃子を食べるときも「食べ物を初めて食べた」と苦い表情。のどかは必死にごまかすのだった。
 お風呂も入り方がわからず、結局のどかと一緒に入ったのだった。

 寝室に移るとすぐにのどかは眠ってしまう。あすみはラビリンにそのことを確認。
 ラビリンは、のどかは病気だったから、体力があまりある方ではないこと、今日は二回も浄化をしたし、あすみのことでも体力がいつもより減ったのだという。のどかはいつも一生懸命だと。

 翌日の朝食はシリアル。初めて食べた食感でおいしい、何の木の実とまたもやとんちんかん。のどかはごまかしつつ、ひなたの家に行くこと、ちゆも来ることを伝える。私たちのことをあすみに知ってもらわないとと。

 グアイワルはバテテモーダから奪ったメガビョーゲンの欠片について、試そうとしていた。メガビョーゲンのパワーアップが、バテテモーダの力か、欠片の力かを確かめるために。シカしよい場所が見つからず、探し回る。

 向かう途中、ひなたの家は動物のお医者さんであることを伝えるのどか。しかし何も知らないあすみは信号を無視してしまう。車に轢かれそうになり、のどかが助ける形に。結果、のどかは手の平を擦り剥いてしまう。のどかは信号機の説明をする。
 のどかにあすみは訊ねる。どうして私に尽くしてくれるのかと。プリキュアだからか、自分がラテを守るために生まれたように、そういう風に生まれたからなのかと。
 のどかは違うと思うと答える。自分は色んな人に助けられて今こうやって元気でいられる。それで、色んな人を助けたいと思うようになった。そういう風に生まれたのではなく、経験して変わったのだと思うと。

 ダルイゼンは誰かが増えようが減ろうがやることは変わらないと、花畑でメガビョーゲンを生み出す。ラテはそれを察知。ラビリンがひなたたちに知らせる。
 グアイワルはメガビョーゲンを見つけ、メガパーツと名付けたメガビョーゲンの欠片を使用してパワーアップさせる。当然ダルイゼンに見られており、ばれてしまう。
 のどかたちは駆けつけて、成長しているメガビョーゲンに驚きつつも変身。4人で蹴り倒す。その後はあすみがメガビョーゲンを圧倒。その隙にちゆがメガスキャンでエレメントの場所を見つける。浄化しようとするが花びらを無数に飛ばしてくるため簡単にはいかない。応戦中にダルイゼンはメガビョーゲンから欠片をむしり取る。
 のどかが話し掛けると、肉弾戦を仕掛けてくる。そこで手の平で防御をしたとき、ケガをしていたために怯んでしまう。あすみはそれを目撃。その隙を攻撃されそうになったのを守る。ダルイゼンは後退。
 あすみは自然と体が動いたという。お返しに人を助けたいという気持ちがわかった気がすると。

 氷のエレメント、雷のエレメントによる光線で、メガビョーゲンを怯ませる。あすみが必殺技で浄化。ラテの体調も回復。ダルイゼンはメガパーツを掲げながら退散。グアイワルも一緒に退却。
 花のエレメントも無事。
 のどかたちはひなたの家に戻り、あすみにジュースの乾杯の仕方をのどかが教えてあげる。
 あすみは団欒を眺めながらのどかに訊ねる。このような経験も変化をもたらすのかと。
 のどかはきっとと答え、私も新しいことを経験するのが楽しみと言う。あすみはそうですかと答え、笑みを見せるのだった。
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 雑あらすじ。さらっと。間違っていたらごめんなさい。
 オープニングにあすみが追加。CM明けも4人のものに変更。バテテモーダがオープニングから消えていました。こういう扱いがされると、本当に浄化されたのだと実感します。

 前回予告からわかっていたことですが、あすみが度を超した世間知らず。その度合いは、食べ物食べ方すら知らず、何が美味しいと感じるかすら知らないレベルの、ほぼ喋ったり歩いたりできるだけの赤ん坊というアンバランスな状態でした。
 本当にラテを守るために特化しすぎているという、そんな状態。だからこそ次回予告でそれが問題になるわけですね。
 両親が作ってくれた餃子に渋い顔をしたり、外国の方だから食べたことがあるだろうと出してくれたシリアルにもとんちんかんな返答をしたりと、端から見たらメチャクチャ失礼ですね。これ、餃子の場合はタレを付けることすら知らないこともあるのでしょうが、咀嚼する方法すら知らなかったのではないかという疑いがありますね。この後のどかがその部分までしっかり教えてそうです。
 だからこそのシリアルでの初めて食べた食感に繋がっているのでしょうし。食べ物を食べることを楽しむと言う点から、一から教えないと行けないのでしょう(多分そんなことまでしていられないので、今回の話で一区切りはさせるのでしょうけど)。

 のどかが人に親切なのは、生まれながらではなく、今まで助けてもらった経験から。
 これ、よく考えてみるとそれを自覚している時点で、のどかは普通の中学二年生よりも精神年齢を上に描いているのですよね。質問されて少し考えたくらいで返答できるのは、自分の価値観が他者からの影響でなり立っていると言うことを、既に自覚しているからでしょうから。
 これ、旅館という接客業を営んでいるちゆも同様に、たくさんの大人と接しているからなのか大人びています。
 そういう意味では、のどかとちゆは既にある程度完成された価値観があって、そこに沿って描かれているように思います。年齢相応として描かれているのは、恐らくひなたなのだろうなと。
 だからこそ、どんな形にも変わる、ほとんど空っぽの存在であるあすみを登場させたのかもしれませんね。
 その前振りとして、だからあすみも変化していくということをはっきりと示していたのかなと。

 ダルイゼンはやはり一番の曲者という感じ。メガビョーゲンパワーアップの方法がその欠片だと言うことを知り、採取したのは面白いですね。やる気がない割には最善手を選ぶ感じ。
 グアイワルがあからさまに思い付きで、メガパーツと名付けていたのは作劇の都合でしょう。メガビョーゲンの欠片と毎回言うのも面倒だし、ただ欠片と呼ぶのもややこしいし。固有名詞を付けた方が良いという判断なのでしょう。
 ともかく今後、ダルイゼンもメガビョーゲンを成長させる術を得たこと、そしてわざわざ採取すると言うことは、今までのメガビョーゲンは欠片を残していなかったこともわかったなと。それか、生み出した場所を辿って探すのも面倒だっただけかもしれません。

 あすみはよく考えてみると、自分の呼び方はちゃん付けも名前と判断しているのに、ラテに対してはラテ様と敬称を付けているのですよね。
 ラテを敬うためだけに「様」という敬称だけ取得したことになります。本当にラテが全てなのだなと。
 あとキュアアースはやっぱり空を飛んだ戦闘ができるようですね。
 何気に彼女が変身するためにラテはやっぱり、体調不良から体調回復しての変身バンクをしなければいけないのですね……。ここは何気に気の毒だなと。今後上手く処理できたりするのでしょうか、果たして今のままなのか。

 19話、20話、21話を一日の出来事として扱っていたのですね。本当に天こ盛り。というかこれ、普通にのどかでなくても疲れると思う。
・ラテが探知できなかったメガビョーゲンに危機に陥れられ、あすみが誕生する
・バテテモーダがメガビョーゲンの欠片を回収して、キングビョーゲンの元へ帰還。あすみを倒したら指揮官にしてもらえるよう進言
・バテテモーダがメガビョーゲンを生成、欠片で成長させる
・あすみがキュアアースに変身しバテテモーダを浄化
・そして今回の前半の内容。

 あすみという新しい立ち位置のキャラクターが、今後どのように関わっていくのか。と言うのが今後の見所かなと。前述したとおり、のどかとちゆはある意味安定しているキャラクターのように思っているので、そこに一石を投じるキャラクターになるのか、といったところでしょうか。
 どちらかというとみんなに影響されてどんどんと感情豊かになっていく、と言う方向性なのかなとか、色々と楽しみですね。

 次回はあすみがラテを好きすぎるというか、好きとはラテのことという価値観があるせいで、一悶着ある模様。きっとラテを構い過ぎて、ラテに嫌がられて消滅する危機に瀕するのでしょうね。果たして。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ