※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。


 あすみ、もしかしてそのうち弱体化する……? ダルイゼンの発言でそんな不穏さを感じ取ってしまう。
 今回はほんものどっちでした。光のエレメントさんの本物を選ぶものでしたね。

++あらすじ++
 旅行ブックを読み、ひなたが提案したおおらか市のカフェではなく、あすみが興味を示した湖へと向かうことに。
 湖では人がおらず、ラビリンたちもはしゃいで遊ぶことができた。あすみはその中、森の心を風で感じる。

 その中で、のどかは小鳥の鳴くのを聞く。向かうと、そこには地面に落ちてしまったひな鳥。手を差し伸べようとするのをあすみやラビリンたちが止めようとする中、制止の声。
 それを止めたのは樹木医のさくやだった。巣立とうとしている雛のはず、親鳥が見ているかもしれない。人間がいると近付くことができない。だから、道ではなく外れた場所に軍手をした状態でさくやは移動してあげる。
 彼女は昔からここの湖が大好きで、それを守るために樹木医になったのだという。そして、彼女は風に耳を澄ませて、森が会話をしているのだという。
 あすみもその意見に、彼女がエレメントではないことがばれない程度に同調するのだった。

 ダルイゼンはメガパーツについて、何か新しい使い方を模索していた。そして夜にその湖を訪れて、ひな鳥にメガパーツを使用してしまう。

 ラテの額が黄色く変わる。前に訪れたおおらか市の湖が蝕まれているという。ひなたがおおらか市で不審な鳥が飛んでいるのをスマートフォンで見せる。
 遠いからどうやって向かうか困っていると、あすみが風のエレメントの力を使用して、湖へのワープ空間を生み出す。そして、空を飛び、そこを通って移動。

 ダルイゼンは成長途中のビョーゲンズは、周囲を蝕むと言うことを分析し、出てくるのが早かったと呟く。
 さくやも駆けつけるが、新たに生まれたビョーゲンズにより気絶させられてしまう。
 のどかたちが駆けつけるのにも、どこにでも現れると余裕の様子。
 のどかたちはプリキュアへと変身し、新たに生まれたビョーゲンズである、ネブソックと戦闘する。俊敏さと圧倒的な力でのどか、ちゆ、ひなたを圧倒するが、あすみは互角に渡り合う。
 ダルイゼンはあすみが強いのだと冷静に分析。
 兄に褒めてもらえると、雛を媒体しているが故の幼い言動を放ちながら、ネブソックは戦闘。止めのために高く飛び上がるが、高所恐怖症で自爆してしまうほど。
 あすみが、他の三人の補助を受けながら高く飛び上がる。追いかけるネブソックはやはり高所恐怖症で怯む。それで落ちてきたのを三人が蹴り上げ、その隙にあすみの必殺技で浄化。蝕まれていたのは元に戻り、ラテも回復。
 出てくるのが早かったとダルイゼンは言い、退散するのだった。

 さくやは意識を取り戻し、森と湖のことを心配。もう大丈夫であると言うことを伝える。雛も無事浄化し、空を飛ぶ。
 さくやが意識を取り戻したことを自然も喜んでいると、私の思い込みですといいながら伝え微笑む。さくやも微笑み返す。
 帰り道、またワープするトンネルを作るように頼むラビリンとニャトラン。しかしあすみはできないと答える。と手も力を使ってしまうから続けて使うことはできないという。
 電車賃が足りるか心配するのどか、おつかいを頼まれていたことを心配するちゆ。せっかくだからカフェに行こうと言い出すひなたに、思わず同調するのどか。そんな場合じゃないとちゆは叱るのだった。
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 雑あらすじ。さらっと。間違っていたらごめんなさい。あすみの心の成長が前回を節目に一区切りとなったのでしょう、今回は感情部分を説明する描写が少なめで書きやすかった。

 内容自体は、あすみの感情が育ったことを示すもの、と言う感じでした。
 さくやが、森に対して感じている感覚を、エレメントである彼女は事実だと理解しているわけですね。だけどそれを説明すると言うことが、のどかたちを焦らせること、世間的には非常識なはつげんであるということがわかるということですね。
 そういう意味でも、前述の通りあすみの心の成長は一区切りということなのかなと思いました。

 杞憂なのかもしれませんが、ダルイゼンの「あいつが強い」という発言が気になりますね。
 明らかにのどかたちとは別格の強さとしてあすみが扱われていることがわかります。何かしらビョーゲンズが企てて、あすみの弱体化が図られるのではないかという気がします。
 あるいは、彼女が駆けつけることができない状態が作られるか。ラテと一緒にいられるようにのどかが気を遣っていたことについても、ラテと離れ離れになってしまう状況が作られるのではないかという気がしてきます。……多分考えすぎなのでしょうけど。
 恐らくはどこかのタイミングでビョーゲンズが強化されて、あすみでも敵わない強敵が現れて、その時に三人が強化されるための布石なのかなと。そんなことを思う次第。

 ひな鳥に人間が手を出してはいけないという描写については、面白かったですね。あすみだけでなく、ヒーリングアニマルであるラビリンたちも止めようとしていたのですよね。
 地球をお手当てするヒーリングアニマルとして、人間が手を出してはいけない物をしっかりと知っているということがわかる描写だったなと。ニャトランとかノリで生きていることを自負しているのに、引き締めるところはちゃんとしていることがわかって良かったなと思います。

 今回はダルイゼンが新たなビョーゲンズ「ネブソック」を生み出していました。一話で退場しているのが印象的でしたが、これは今後このような幹部候補が一話で退場することがあり得るという事の表れなのか、気になるところですね。
 一話だけで退場すると、キャラクターとしてもったいないような気もしますが、恐らく下手に話数を重ねてから浄化される方が中途半端に感じて、まだ活躍できたのではないかという印象を受けそうでもあるので、難しいところだよなと。

 後は今回、冒頭ののどかの優しさがわかる描写が良かったですね。雑誌を眺めるあすみが、今回訪れた湖に興味を示しているのを見逃さないところが、彼女が周りへしっかり気配りをする人物と言うことがわかるなと。

 今回戦闘描写が激しくなるシーンは、画面が少し暗くなっていましたね。目まぐるしく動くときは仕方ないのだろうなと、そんなことを思います。
 あすみが入ってからは、風のエレメントの力を使用しているだけに素早い動きが見所になっているなと。
 そのあすみがワープトンネルを生み出していた件については、彼女がしばらく使えなくなると言っていたので、今後頻繁に使うと言うことはなさそうな感じ。もしかすると、今回限りかもしれない程度に考えても良いかもしれませんね。そう毎回、片道切符なワープを中学生が使うわけには行かないでしょうから。

 雛が浄化された元通りになっていましたね。つまりバテテモーダの元になったカピバラも、元通りになっていると言うことで良いのでしょうね。当時浄化後のことは描写されていなかったので、気になっていた部分ではありました。
 ……それともビョーゲンズとして育ちきってしまうと、浄化されても元通りにはなれないのか。これは今後の描写次第なのかもしれませんね。ダルイゼンたちがどういう風に描かれるか、というところで。

 今回はあすみの成長についてしっかりまとめつつ、今後の幹部登場についても動きを予感させる会だったなと思います。
 次回はペギタンがいなくなってしまう模様。何やら囚われの身になってしまっている様子。果たして。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ