※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。


 ダルイゼンたちの名称がテラビョーゲンだと言うことが判明。そして、のどかとダルイゼンとの宿命があったこともわかった形。もう少し格好いい描き方はあったのではとも思いつつ、ひとまず後々の戦いに向けての布石が打たれたのだなと。
 今回はエレメントさんをさがせで、ひなたのペットショップから葉っぱのエレメントさんを探すものでした。

++あらすじ++
 ダルイゼンにメガパーツを入れられてしまったのどか。そこにちゆとひなたが駆けつけるが、ダルイゼンに遅かったと罵られる。彼はメガパーツが育つまでは、出すことはできないと言い残し去る。

 のどかはぐったりとした様子で車に乗せられる。病院に連れて行くことに。あすみとラテはちゆの家に泊まることに。 
 前にもこういうことがあったと、のどかの父は吐露する。のどかは同じように原因不明の症状に苛まれていて、急に治ったのだという。
 怪物のしわざだと教えるわけにも行かず、ちゆたちの表情は暗い。

 ダルイゼンはキングビョーゲンに、蝕む量が少ないことを指摘されていた。彼は、テラビョーゲンを増やすことができれば、効率が上がるだろうという考えを示す。
 育っていないテラビョーゲンを増やそうとしていることに、普段やる気のない態度であるダルイゼンがやる気を出していることをいぶかしがる。
 ダルイゼンはちょっとね、と意味深な様子。

 先生の診断では、脈拍や体温が少し低いくらいで原因不明だという。やはり、のどかがかかっていたものと同じ症状。両親はショックを受ける。
 ラビリンはのどかに、自分がプリキュアとして活動させたばっかりにと涙ぐむ。のどかは大丈夫だと言う。前は原因不明だったが、今回は原因がわかっている。だから、辛いけれど頑張ることができると。
 そしてラビリンの手を取ると、握った手が輝きだし、のどかは苦しみだしてしまうのだった。

 ちゆはのどかの状況を推察していた。小さな頃にもメガパーツが埋め込まれたのではないかと。
 それを、ペギタンたちも考えられると答える。
 テアティーヌが元気だった頃も、すぐにメガビョーゲンを浄化できていたわけではなかった。その中で成長したものがキングビョーゲン。ダルイゼンやシンドイーネ、グアイワルにバテテモーダ、ネブソックといったテラビョーゲンになったのだという。
 元はメガビョーゲンだったのと驚き、頭を抱えるひなた。
 あすみはラテもお見舞いがしたいからと、のどかの所へ行こうという。ラビリンのことも心配だからと病院へ向かうことに。
 そして、病室に入るとのどかが苦しんでいるところに出くわしたのだった。
 プリキュアの力がメガパーツと戦っているのかもしれない。そう推測を立てる。のどかの体から出ていくように、のどかを応援する。そうして、メガパーツはのどかから飛び出して、窓から外に出て行った。
 良かったと涙するラビリン。しかしメガパーツのことが気になると追いかけることに。

 メガパーツはダルイゼンのそばにまで辿り着いていた。あまりに早かったことから、まだ充分に成長していないとダルイゼンは言う。
 そこにのどかたちが駆けつけると、メガパーツはダルイゼンにそっくりの姿になり、ケダリーと名乗って周りを蝕み始める。
 のどかを気遣いつつも、大丈夫と答えたためみんなでプリキュアに変身。

 ケダリーは骨の無いような柔軟な動きでプリキュアたちの攻撃を掻い潜り、攻撃を仕掛けてくる。
 ダルイゼンはケダリーが自分に似ていることから、過去の自分を思い出し、合点がいった様子。
 のどかが幼少期に草むらで遊んでいたとき、メガビョーゲンの一部、種子だったダルイゼンが取り憑いたのだ。そして、キングビョーゲンから呼びかけられるまで、彼女を蝕み続けたのである。キングビョーゲンの呼びかけによって体から出ていったから、のどかの体調は回復したのだ。
 ケダリーの動きを封じるため、空気のエレメントで空気の泡を作り出して拘束。そして三人の必殺技ヒーリングオアシスで浄化した。ラテも体調が回復。
 続けてダルイゼンに戦いを挑むが、彼は地面を殴り牽制する。そして、その隙にのどかの所へ来て、自分がのどかの体で育ち、生まれたことを伝える。プリキュアたちは驚愕する。
 ダルイゼンは、ますますのどかを気に入ったこと、また会おうと言い、退散する。

 のどかは両親たちに体調が戻ったこと、もう大丈夫だと言うことを伝える。両親に抱き締められる中、ダルイゼンのことを考える。自分の体から生まれたのならば、自分が何とかしないとと決意をするのだった。
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 雑あらすじ。さらっと。間違っていたらごめんなさい。

 のどかは幼少期にメガビョーゲンの種子(今となってみれば、この種子は移動型のメガパーツだったことになりますね)に取り憑かれた。そしてのどかの中で育ち、生み出されたのがダルイゼンだった。と、いうことがわかったわけです。
 のどかが幼少期の時に取り憑いたであろうこと、物語の序盤にのどかが体の動かし方をわかっていなかったことを考えると、中学生になるまで蝕み続けていたということになるのでしょうね。体調が良くなってからも様子見などしていたであろうことを考えると、時期は前後するのでしょうが。

 思うのは、この、期間というのも重要なのかも知れないと言うことですね。宿主を蝕む期間が長いほど、強いテラビョーゲンになるのではないか、だからキングビョーゲンに呼び出されるまで待機していたダルイゼンたちは、バテテモーダやネブソック、ケダリーよりも強いのではと言うことですね。
 逆に、急ごしらえの場合はすぐに浄化されてしまうほどの力しか持っていないと、そういうことになるのかなと。
 まあ、バテテモーダは他の二体と比べたら充分に強かったのでしょうけども。ただ、彼が野望として抱いていた一番の部下になる、というのは展開が証明するとおり難しいことだったのでしょうね。

 テラビョーゲンが生み出される際の描写、のどかからメガパーツが出て行くと言う形で描かれていました。
 今までのバテテモーダや、雛鳥については、体から出ていくような描写はされていなかったのですよね。というか、生み出された後の姿しか描かれていなかったわけです。だから今回初めて生まれ方が明らかになったことになります。
 つまりカピバラも雛鳥も、テラビョーゲンが生まれた後はのどかのように体調が回復していたと言うことになります。……もしかしたら、あえて濁していたと言うことなのでしょうかね。のどかの体調不良の原因がビョーゲンズの仕業であると言うことを隠すために。
 カピバラや雛鳥の体から飛び出て、テラビョーゲンになるということを描けば、その時点でのどかの体調不良に関しても言及されていた可能性がありますから。
 個人的には、あえて隠さずに描写しておいたらそれはそれで楽しかったのではないかという気がしました。恐らくですがカピバラの時点で気付いて、自分ならしつこく書いていたかも知れませんが。そういうのを避けたのかなと言うのは、……さすがに深読みしすぎでしょうね。
 というかメガパーツが抜け出すと、すぐにプリキュアとして戦闘ができるくらいに体調が回復するのですね。メガパーツ自体がそういうものなのか、元々のどかのポテンシャルが高いのか。多分気にしてもしょうがない要素でしょう。

 テラビョーゲンだけでなくキングビョーゲンですら、元々はメガビョーゲンであると言う発言は、今後の伏線なのだろうなと思いました。つまりこれって、地球が蝕まれるということは避けられないもので、お手当てを続けなければいけないということを示すための前振りなのだろうなと言う。

 のどかが自分の体から生み出されたものだからと、自分で決着する決意をしていました。次回それで頑張りすぎてしまうわけですが、実際はそこで責任を感じる必要はない部分だよなあと思いますね。
 次回そこに触れるでしょうし、のどかの性格だから、そういう風に感じることをわかった上で書いていますけども。
 寄生されて栄養分を吸われていた、的な話なのでしょうが、そこで何が責められることと言ったら、寄生されてはいけないくらいだと思うので。そこは仕方ないのではと言う。
 例え、ダルイゼンが優秀なテラビョーゲンだとして、そこにのどかの気質が影響していたとしても。まだ空を上手く飛べない雛鳥から生まれたネブソックが、同じように空を飛ぶのが苦手だったように、関連性はあるようなので。それでもな、と言う感じ。

 とにかく今回で、よりのどかとダルイゼンとの関係性が強くなりました。これはきっと、最終決戦に向けた布石なのだろうなと。序盤からダルイゼンがのどかに関心があることは示されていたので、温めてきた要素だったのでしょうね。
 ただ、少しケチを付けてしまうと、ならば前回の内容はのどかが病気だった頃の話を取り上げて、いつからその症状が始まったかという部分も描いてと言う展開があったら、もっと面白かったのではないかなと、そんなことを考えてしまいました。
 そして、ダルイゼンは思い付きではなく、感心の湧いているのどかに明確な意思を持ってメガパーツを埋め込んでいたら、盛り上がったのかなと。本当に面白くなるかはわからないですが、思いましたね。

 ともかく重要な要素が明かされ、のどかとダルイゼンとの因縁が深まる回だったなと。ケダリーの戦闘描写も、ぐねぐね動いて気色悪かったですが、しっかりと肉弾戦が描かれていました。
 次回は決意を胸に秘めたのどかが頑張りすぎてしまうようです。果たして。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ