※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。




1.率直な感想


 シンドイーネを弱らせて体に入れる感じ、なんというかワクチンですねー。
 結構早めに最終決戦に突入したように思いましたが、その割には、グアイワル、ダルイゼン、シンドイーネいずれも余韻の少ない倒され方をしているのが印象的。
 話数が少なくなった弊害か、それともわかり合えない存在としての強調か。


2.あらすじ


 ※雑あらすじです。間違っていたらごめんなさい。

 ネオキングビョーゲンは前回仕込んでいたものを発動させて、一気にすこやか市全体を侵食してしまう。
 戦闘を開始するが、あすみが肉弾戦を仕掛けるも弾かれる。実り、氷、雷のエレメントボトルの力もネオキングビョーゲンには弾かれてしまう。
 指先で出した刃のような光線で、プニシールドも弾き飛ばされて変身も解けてしまう。ラテが走り寄り、それをシンドイーネが襲おうとしたとき、光に包まれてテアティーヌが登場。
 ネオキングビョーゲンが光弾を撃つと、テアティーヌが弾いてのどかたちを守る。機敏さのないことから、完全に復活仕切っていないとネオキングビョーゲンが言う。
 そこに連れてきた仲間と協力して、結界の中にネオキングビョーゲンを閉じ込める。そして、すこやか市の外へ侵食しそうになっていた蝕みも止める。
 止めている間に、ネオキングビョーゲンを浄化するようにテアティーヌは頼む。
 しかし、ネオキングビョーゲンはシンドイーネに命じ、のどかたちへ止めを刺させようとする。
 あすみは風を生み出し、のどかたちと結界の外へ逃げ出す。

 攻撃が届かないのにどうするのかという話になり、あすみが考えを出す。
 キングビョーゲンはプリキュアの力を弾いている。だからメガパーツを体に入れた状態であれば、攻撃が通るのではないか。
 止めようとするのどかたち、しかしあすみは、「欲張りたい」「失敗を恐れ過ぎてはいけない」「心も体も自分のものだから、どんなに反対されても実行する」と、のどかたちそれぞれのエピソードから言葉を持ってきて説得する。
 そこにシンドイーネが登場。メガパーツを奪おうとするが、彼女は自信に使い体を強化。
 手から赤黒い光線を出しながら四人と渡り合う。
 ひなたがキングビョーゲンがいると言うと、それに引っかかり、音、雨、葉っぱのエレメントの光線を浴びて隙ができる。四人の必殺技を使ったがやはり浄化しきれず。
 ラテが吠えて、初めて喋ることができるようになり、ヒーリングオアシスを使うように伝える。その通りに使い、あすみがシンドイーネの体を支えている中、浄化、消えそうになりそうな所を、あすみが体に取り入れる。
 体に違和感はあるが、問題無く動くことはできる様子。ラテが伝えてくれたことにお礼を言う。
 そして四人は結界の方を見て、お手当てに向かう決意をする。


3.詳しい感想


 エレメントさんどこだで、足湯があるところでしょうね。そこに水と光と花と風のエレメントがいた形。案内はニャトラン。締めに向かっている感じ。
 引き続き次回作のプリキュアの宣伝が流れました。トロピカル〜ジュ!プリキュア、略してトロプリですね。お刺身的に美味しそうな略称になりましたね……。

 内容的には、ラスボスに攻撃が通用しなかったから、通用させるための作戦を練った。幹部がその鍵を握っていたから、幹部を倒した。と言う形。
 冒頭にも書きましたが、シンドイーネを浄化寸前の状態にして体に取り込むという描写が、とってもワクチン。ワクチンの使い方も、弱毒化させたウィルスを体に取り入れて、そのウィルスを退治させることで免疫を作るものですからね。
 ただ戦法的には、ネオキングビョーゲン側の視点で見ると、トロイの木馬ですね。自分の味方と見せかけられて、侵入される訳なので。
 ニャトランのたとえ話はわかりやすく、かつ、話を穏やかにしてくれています。しかし、ニャトランが一人で学校に入ろうとすれば追い出されてしまうけど、生徒であるひなたに紛れれば入れる、普通に、侵入するための手段として的確ですからね。

 シンドイーネは最期まで、彼女らしくコミカルに倒されました。立ち位置としては、キングビョーゲンに一途で一貫していたため、憎めない悪役になっていたのかなと。
 浄化の仕方については首を傾げますが。4人の必殺技が一回しか使用できない理由がわかりませんでした。浄化しきれなかったと四人が言っていたため、浄化するつもりでいたようなので(ここで浄化に成功してシンドイーネが消えていたら、どうするつもりだったのだろう)。ヒーリングオアシスで弱らせた状態にしたのは、ラテの案ですし、彼女が考案する前なら打ち直せば良かったと思います。
 一日に一回しか使えないというわけでもないようですから、同日である前回も使っていますし。一変身につき一回しか使用できないなら、変身し直せば良いし(何回もやっている)。
 ここら辺については、まあ一話につき一回という大人の事情なのだろうなと思います。
 それはそれとして、ヒーリングオアシスで適度に弱らせてあすみの体に入れるという結果になりました。とりあえず、結果オーライ感があるなと。あすみがメガパーツを入れなくて済んで、体に違和感がある程度で済んでいることも。深刻な会話をした後だからこそ、結果オーライのように感じてしまいますね、仕方ないのでしょうが。
 とりあえず、ラテを活躍させるという目的もあったのかなと、なんとなく思いました。
 ラテが喋ることが出来ることに驚いていました。これ、今後は喋るようになると言うことなのでしょうか。それはそれとして、今までは何かを訴えてきたら聴診器を当てて聞くという動きが常習化していたので、そちらでも良かった気がしてしまうのがもったいないなと思いました。それくらい一所懸命に訴えたのだと言うことはわかった上で。
 後、あすみが変身する度に喋るので、驚きが少ないです。それもまた、ちょっともったいなかったなと。

 テアティーヌは何か光線とかを使うのかと思ったら、肉弾戦を披露してくれたので驚きました。ネオキングビョーゲンの反応からするに、当時もあの様子で、しかも更に機敏に動いていたことになる。
 ただ、過去の回から観るに、キングビョーゲンとの戦いが長い間続いていない限りは、姿はラテだったのですよね(39話)。ラテの体格の頃からテアティーヌが強かったと言うことであれば、ラテがお手当てしたいと自己嫌悪に陥るのも頷けます(19話)。
 つまり現在って、戦力的にはテアティーヌがキングビョーゲンと戦ったときより不利な状況になっていると言うことになるのかなと。侵入するとしても、どうやって倒すのか、あまりイメージが湧きません。

 あと、のどかの母親が蝕みを見つけたときの悲鳴がものすごく迫力がありましたね。すごかった。父親の狼狽え具合も。

 次回は遂に決戦という形でしょうか。次回予告がほとんど回想だったため、どういう戦いになるかはわからず。果たしてどうなるのか。



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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ