※ネタバレあり。
 楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
 過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
 記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。





1.率直な感想


 トロピカルメロンパン一年分という景品はどうやって確保したのだろう……。少なくとも食堂は味方に付けていることになる。
 今回はローラの心情変化を描くための回だった印象。人魚であるが故に、今回のように人がたくさん集まるような活動をする際に、みんなの環に入ることができないジレンマ。
 まなつは色んな人を巻き込んでいくことを躊躇わないでしょうから、こう言った場面は何度も訪れそうです。ローラの寂しいとか羨ましいと思った感情は、だからこそ後々の展開に繋がっていくのでしょう。


2.詳しい感想


 海開きだからサンドアートの大会を開くという積極性を見せるトロピカる部。
 今までの活動内容的に、料理に映画撮影(エキストラですがいわゆる演劇)にサンドアート、トロピカる部はレクリエーション部だったのではと言う気がしてきました……。そしてレクリエーション部だったら、積極的な活動振りから思うに、普通に部活申請の許可が下りた気がしてきました。
 それはともかく、根回しなのか資金力なのかは不明なのですが、冒頭に書いたとおりメロンパン一年分を景品として用意する根回しができているのですよね。
 それに対して、雨が降ったときの対策は用意しておらず、ローラの機転によってパラグライダーのパラシュートを雨除けに使っているという。
 元々雨が降る予定はなかったのかもしれませんが、ブルーシートを用意していても良かったのかもしれません。そういった描写こそが、まだまだ中学生で、失敗もするんだという表れなのでしょう。

 あすかの意外性シリーズ。今回は絵が上手いことも判明しました。既に文武両道の域に達している。多分、描いてあげる場面がたくさんあって、それで上手くなったのだろう。
 さんごが何も言えないのに対し、みのりは真剣に解読しようとしているのが面白い。普段から難しい本を読んでいるから、解釈をする習慣が付いているのかなと。

 乗り込んできたのはヌメリー。前回と同様ゼンゼンヤラネーダ。
 しかし、新必殺技を持つプリキュアにはもう、ゼンゼンヤラネーダでは歯が立たないですね。今作、苦戦している感じは余りだしていない感じがします。

 優勝した部活は美術部で、主催であるトロピカる部は優勝できなかったのは良かったと思います。主催が優勝したらどんな大会だよと言う話にもなりそうですし。
 主催者は進行もしなければいけない苦労をしているところからも、レクリエーション部としての意味合いが強くなっているのを感じますね。

 今回の内容の肝はやはり、冒頭でも描いたとおりローラの心情変化なのでしょう。自分が人魚という事情で行動を制限されると言うこと、そこに寂しさや羨ましさを感じることですね。まなつはローラでも参加できるものを考えると言いますが、大前提として姿を見られてはいけない時点で制限はあるわけです。
 ローラの機転で問題を解決させることで緩和させているものの、参加はできておらず、楽しげな写真を撮ることしかできない疎外感。その感情の落とし所はどこになるのか、気になるところでしょう(まあメディア的にネタバレを受けているので、着地点が少し想像できるが)。

 あとは今回、稲上さんだったからか絵が綺麗でしたね。それぞれの部活動の面々も生き生きした印象でした。
 次回はアクアポットが風紀委員に没収されてしまうらしいです。果たして。


3.気になった箇所メモ


 今回のやる気パワーは赤。アイキャッチは変身前の姿の全員集合のやつ。エンディング始まりの合図はローラでオーシャンブルー。実はローラの回だったのだなと言う。
 名乗り向上は雨にも負けない。
 
 ヤラネーダとゼンゼンヤラネーダの違いがわからなかったので調べた。
  ヤラネーダ: 背びれ、人の唇のような形、上に睫毛
  ゼンゼンヤラネーダ: 尾びれ、ギザギザ口、下に睫毛

 みのりはオープニングでの印象と違って、かなり表情豊かだと感じた。まなつという変顔のオンパレードが傍にいるだけで、崩さないけれどしっかり表情はある。

 前にも書いたかも知れないが、ローラも人魚故か胸がある描写がありつつ、スタイル抜群だなと感じる。表情含めて美人であることを示すためだろう。





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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ