※ネタバレあり。
楽しんで視聴するのが方針ですが、もしもできなかったらごめんなさいと言った形。
過去作のことも触れる方針。ネタバレを含むので未視聴の方はご注意いただけると幸いです。
記憶違いをしていることもあるので、その時はご指摘ください。訂正させていただきます。
1.率直な感想
良い最終回でした。
2.詳しい感想
ダイジャーグはダークヘッドでした。ちゃんとラスボスとして戦ってくれて良かった。
というか、ダークヘッド自体がアンダーグエナジーそのものなのかもしれません。
気合いの入った戦闘シーンに、キャラクターの日常の仕草。最終回に相応しいです。
特にもう、お別れの場面はさすがですね。ましろの、ソラだけは留めようとしているところはすごかった。
実際ここは大事な場面なのでしょうね。ましろにとっては、彼女が色々と変わるきっかけになった人物、物語の幕開けの存在なのですから。特に、大事な相手なわけです。
エルが喋ることができるのに赤ちゃんだからわからないと言っているのは何だか微笑ましさがありますね。
お腹が減ると元に戻る要素って必要だったのかと思っていたところに、終了間際しっかり元に戻ってその要素を忘れていないことを示すという。ツバサが鳥に戻っているのも、同じ理由ですよね。数話ぐらい、ずっと彼は鳥に戻っていなかったから。
今までの握手が142回目と言っていますが、これはソラの言っているとおり回数自体は冗談ですね。作中でそんな多くの回数の握手はしていません。
お別れからの、翌日再来訪。ツバサとエルが泣いてなかったの、これもう翌日来ようと思っていたからとしか思えなくなりました。朝ご飯ってことは、時間にしたら半日程度しか経っていないことに。睡眠時間を考えたら、体感だと6時間も経っていないのでは。
まあ、いつでも会えるってそういうことだよなあと思います。ただ、日常の中にソラたちがいなくなった寂しさはきっと、何だかんだであるのですよね。
朝起きて、学校に行って、授業を受けて、帰ってきて、夜眠るという。その一連の中からはいなくなってしまうわけですから。
そこはあえて描いたりせず、明るく締めているだけで。
最終回なので、次回からは新作のわんだふるぷりきゅあが始まるわけですね。……まあもう視聴しているわけですが。
3.気になった箇所メモ
エンディングは前半流れていたヒロガリズム。それをプリキュアたちのカバーで歌っている特殊なもの。そこに、映画のような縦のスタッフロールと、ましろが描いた絵本という形式で今までの展開が描かれていました。そしてプリキュアたちみんなで描いたと思われる、登場人物の絵で締め。
わんだふるぷりきゅあのキュアワンダフルの紹介、その後に一年間ありがとうの一枚絵。
最終回なのだなあと実感します。
代替わりのため、最終話に次代のプリキュアを登場させるというストーリーはやらなくなったのだなあと思いました。
ちょっと前作のデパプリをまだ観ることができていないので、これが今作からかはわからないのですが。とりあえず引き続きデパプリは時間を見つけて少しずつ観て、それを確かめたいと思います。
142回目の握手は冗談と【詳しい感想】では書いていますが、インターネットで調べるとこの回数が色々物議を読んでいる様子。この142回目という回数とお別れするときのプラス1回で、143回目になることに意味があるということなのですね。数字ごとに英単語になっていて、「I LOVE YOU」という意味になるそうで。
そういう通俗があるのだなあと思いました。
4.簡単なまとめ
別記事に分けることなどはせず、ここで思い思いに、書こうと思います。
・キャラクター
ソラは間違いなく魅力的な人物だったなと思います。
雄々しい部分もありながらも、芯の部分ではやっぱり女性らしい部分もあって、不意に子供らしいところが出たとき、ましろがそれを見守っているという構図も。
そのましろは、夢の過程を丁寧に描いていて良かったと思います。終盤の要になっていた分、しっかり描いていたのかなと。
ツバサは彼自身について特に思うところは無く、好青年だったくらいの印象。
ただ、航空力学からのバリア生成はなかなかぶっ飛んだなと思いました。
あげはに関しては、正直扱いに困っていたのではと言う気はしました。大人として扱うために、いつも冷静でいる必要があるキャラクターという。
新成人である18歳は確かに大人なのですが、実態としてはまだまだ精神的な部分では大人で無い人も多いですからね。……まあ、大人って何だよって言う話になっちゃうんだけど。
それよりもキュアバタフライの必殺技は、なんだかも尊している印象はありました。時間稼いでいるなーと、そんなことを思ってしまいました。
エルはなんというか、舞台装置として必要だったと思います。
終盤、成長した姿で話せるようになった時の扱いに苦心していた印象。
敵キャラクターについては、バッタモンダー以外は本当に舞台装置という感じ。
ストーリー部分にも繋がるけれど、もう少し描写が多ければ、舞台装置っぽさは少なくなったのかもしれません。
・ストーリーについて
1クール目、カバトンが処分されそうになるのを救うところまでは面白かった印象。あとは、バッタモンダーによるランボーグの自爆テロの所まで。
あげはがプリキュアになる直前で感想が止まったのは、忙しさもありますが、作品に対して退屈に感じた部分もゼロではなかった覚えがあります……。
ただ、リアルが忙しくなって観るのが停滞してしまった時点で、自分は正しい評価を下せません。
言えるのは上記の通り、2クール目から3クール目に、視聴が大変だった印象。
ただ、敵がでてこなかったり、むしろソラやましろたちにギャグ調でお呼びでない扱いされている描写などは、すごく印象的に感じました。
敵を出さないということもありなのだなあと。これもOKになったのであれば、今後のシリーズでは丸々日常回を描くと言うことも選択肢としてはありになったのかもしれません。
それと、4クール目終盤、スキアヘッドとカイゼリンの種明かしが始まってからは面白かったですね。正に怒濤の展開という感じで。
ただ少し苦言を呈するならば、ここの情報をもうちょっと小出しにしていたら、序盤や中盤ももっと内容が充実していて楽しめたのではと思いました。
・設定について
スカイランドの設定もその時その時で提示されるものでしたが、ここら辺の世界観の設定自体は、悪くなかったのではないかなと思います。
ただ、やっぱりアンダーグ帝国の部分ですよね。本当に最後の最後まで、アンダーグ帝国が一体どういうものなのかわからないという構成でした。
意外と気にならなかったのは、話の中心がソラたちプリキュア周りの日常に注力されていたからでしょう。
それでも前述の通り、もう少しちりばめても良かったのではとは思ったわけで。それだけが残念でしたね。
突っ込もうと思えば、キラキラエナジーが毒だなんだと言っているときに、カバトンとミノトンが拳を光らせているのは茶番でしかなかったですからね。ツバサはその部分を言及すればいいって話になってしまう。
まあ正直そんな部分も些事だなと思うわけです。
筆者は設定部分はそこまで気にしない派なので、こう感じるのだと思います。
だから逆にあげは周りの設定は、気になってしまいましたね。
彼女の両親が離婚して、ソラシド市を離れなければ行けなくなったタイミング。彼女がましろと仲良くなったタイミング。あげはが保育士の先生に憧れを抱いたタイミング。
これらの時系列がどうしても筆者の中で納得がいっていません。
保育園に預けられる年齢と、ましろと仲良くなったときのましろの年齢が、どうしても上手く噛み合わない。
保育園ではなくて、学童保育だったとか、そう言う理由だったのかもしれませんが。
・総評
何だかんだ言っても、悪い作品では無かったように思います。
プリキュアたちのキャラクターの行動について、ある一点の部分で変に感じる部分は少なかった。それだけで筆者は文句がありません。
ある一点とは要は、悪いことは悪いことだと示しているかと言う部分ですね。今作はヒーローという立ち位置を示しているからなのか、そこの善悪部分にははっきり線引きがされていた印象。
それだけでもう、良かったと思います。
次は途中で止まってしまっているデパプリを観ようと思います。頑張って追いつきたいですね。
それとゴープリの見直しも止まっていた記憶。こっちはもう、せっかくだからデパプリの後に1話から見直そうかなとか思っていたり……。いつになるかはわからないですが。
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過去感想は下記より
アニメ感想:プリキュア感想まとめ